<シリアの古代都市アレッポ>
シリアの北西に位置、トルコとの国境約48Kmにある。アラビア語ではハラブ(HALAB) トルコ語ではハレップ(HALEP) そして英語でアレッポ(Aleppo)という。アレッポ市は首都ダマスカスに次ぐ2番目の町で、西の地中海から東のユーフラテス河を100Kmを結ぶ交易ルート上にある。主な産業はシルク織物、木綿のプリント、皮なめし、そしてアレッポの石鹸 その材料であるオリーブ、綿羊、ドライフルーツやナッツ類, クミンシードなどの産物で潤う。人口1,857,000.社会主義の国でもあり産物を輸出する事は非常に厳しく、ごく限られた会社しか輸出が許されない事でも有名。入国には査証が必要です。約90%がイスラム信者そして残り10%はキリスト教信者です。ラマダンの月は旅行者は若干の不便を感じるかも知れません。
人が住んでいる歴史的に最も古い都市ともされてます。隊商宿、スークと言われるマーケット、サウナ風呂、モスク、教会など色々と古いものが残っていますが、1822A.Dには地震により激しく都市が崩壊した事もありました。石鹸の街は歴史的に重みがあり重要な都市だったのです。
残念ながら長引く内戦にて、アレッポ市内の多くの建物は破壊され、残っている人々は非常に困難な生活を強いられています。アレッポの石鹸の工場はラタキア(Latakia)に疎開し石鹸製造を再開しています。
慶應義塾大学の奥田先生の研究室のページです。